パーマ液の恐ろしい話

昭和25年当時、アメリカでパーマをかけた人が健康を害するといったことが起こりパーマ液の毒性について医者が問題にし、一時禁止になるという事件がおこりました。その時は何が原因で何が毒なのかわからなかつたが、1960年これが青酸錯体(青酸イオン)であることが解明されたのです。

それから10数年後には1剤が毛髪に着くだけで青酸カリの2倍以上の猛毒が発生していることもわかったのです。日本では、昭和36年の薬事法によりパーマ液の成分が指定されたのですが アメリカで問題になったパーマ液の成分と同じだったのです。

アメリカでは、青酸錯体(青酸イオン)が原因とわかり、すぐに成分の見直しを行い 安全性の高いものに代わりましたが、日本は以前のものから現在も代わっていません。

日本の厚生省は水俣病やエイズのように健康被害が増大し、その原因が特定され、多数の国民の耳や目にはいって騒ぎが大きくなったものだけは禁止になりました。

事の重大さを解らない役人達と有害な化学物質と知りながら薬液に平気で混ぜてしまう企業の姿勢に怒りを感じます。

何年かののち、第二の水俣病や第二のエイズなどと呼ばれ、薬害による被害者が増えて社会問題に発展することは今からでも予想されます。自分の身は自分で守るしかないのです。